筋ジストロフィーの患者が主人公。
原作はあり、それを映画化→さらにノベライズされた作品です。
患者とそれを支えるボランティア、
患者を見守る家族と医療関係者や介護関係者を
一見わがままに見える主人公を軸に描いています。
正直にいうと、最初はものすごく違和感がある出だしで、
「こんなわがまま言えるかな~?」と考えていましたが、
必死に自立して自分らしく生きていこうとする主人公に
逆に励まされる思いでした。
映画化もしていますので、映画でも小説でもぜひご覧になってほしいです。
渡辺一史『こんな夜更けにバナナかよ』文藝春秋 (2018年12月4日)