浅野直人税理士事務所│あさの会計

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診療所の資金繰り

短期継続融資の活用について

普段は医療機関をはじめ、一般事業所様とのお付き合いももちろんさせて頂いています。

一方で金融機関さんとのお付き合いも多く、
「こんな決算書あるんですけど、どうかんがえます?」とか
「この決算書の表示方法ってどうなんでしょう?」とか
「在宅医療ってこれから重要なんでしょうか?」
みたいな質問にお応えしたりしています(友達ベースで、です)。

そんな中でいつも事業所さんと金融機関さんの意向があっていなくて、
「一方通行やなあ」と感じるのが、
お金の借り方です。

運転資金には短期継続融資で対応してほしいんだけど・・・
っていつも思っているんですが、中々通常の証書貸し付け→約定弁済という形からは
「お互い」に抜け出せないみたい。。。


短期継続融資って??

  • 経常運転資金に対応した、1年以内に期日一括弁済する短期の手形貸し付け
  • 当座貸し越し

経常運転資金とは

売掛債権+棚卸資産ー買掛債務
で通常は計算できます。

短期継続融資を推す理由

運転資金として長期の証書貸し付けで借入→約定弁済を毎月していると、
当然ながら毎月資金が流出します。
そうすると、当該返済資金は経常利益からしかでないはずなのですが、
一方で必要な資金は常にある。

つまり、「利益は上がってるけど、資金が足りない」
という状況になりがち。(もちろん、他の理由で資金が足りない状況になる可能性はありますが)


どのように借りていくのがスジなのか?

経常運転資金=短期継続融資
設備投資資金=長期借入→約定弁済
季節資金=短期借入

が正しい姿だと考えます。ぜひ金融機関に対して、借入方法をこちらから提示しましょう。

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