お勤め中の方の対応法
法人設立・開業を考えておられる方は多くが現在はお勤めされていると思います。
そういった方々が在職中どのように振舞ることが必要かについて記載します。
まず、次の2つのパターンで対応が大きく異なります。
- 現職と違う業界
異なる場合には比較的退職に対してもスムーズではないでしょうか。
- 現職と同じ業界
同じ業界の場合には、業界独自のしきたり的なものがあるケースもありますので慎重にしたいところです。
退職後も仕事を振ってくださったり、良い関係を続けていくとメリットが大きいですのでぜひ時間をかけてでも良い関係を続ける努力をしたいところです。
【流れ】
1、退職後の今勤めている先との関係を想定
どのような業界であってもできるだけ良好な状態で退職したいところです。
特に隣接業界の場合には、情報を入手できることが多いですので、ぜひ良好な状態を保てるように検討しましょう。
一方で、強硬な会社もあるのは事実。その場合にはぜひ訴訟になることだけはさけたいので、既存顧客を強奪するようなことは避けたいところです。同業界でも、少し違う顧客を事前に想定していきたいですね。
2、まずは根回しや準備。
職場のキーマンにさりげなくお話するところでしょうか。
開業・法人設立に対するアツい情熱をもってお話すれば納得をしてもらえるのではないでしょうか。特に、開業・法人設立をしたことがない方が職場の方には多いと思いますので、やはりリスクだったり、今の職場の人員の事を考えると反対意見を述べられることが多いと思います。こういったことをはねのけるだけの熱意と計画が必要になります。
また、引継ぎをすることになるので、引継ぎをスムーズにさせるためのマニュアルがなければそういったものも準備しておく。マニュアル以外でも手作りの仕事のノウハウなどを記載しているものがあれば、まとめておき、退職後も問い合わせなどがないようにしたいものです。
3、退職届提出
引継ぎの為にも少なくとも3カ月より以前には提出する必要があります。
いくら就業規則に1か月と記載されていても、退職者がでるということは現在勤めている会社にとっても打撃です。
採用→引継ぎまで最低3カ月かかるでしょう。