相続税申告に至るまでの流れの一例をご紹介します。
【条件】
相続発生日 X月Y日
被相続人Aさん
相続人はお子さんのBさんとCさん
兄弟は仲が良く、遺産分割はCさんが実家を引き継ぐとともに、分割方法も主導的に決定できる良好な関係。
財産は、預貯金、ご実家の不動産、有価証券など。
不動産が事務所のごく近くの所在であり、現地確認は徒歩でその都度実施していた。
論点としては、
・古い株券があり、そちらの実在性の確認。
・自宅が過去にリフォームしていて、未登記。登記の所在地表示も昔のまま。
・小規模宅地の適用の可否
X月Y日 Aさん相続発生
X+2月18日 Bさん、Cさんと打合せ。同日契約書いただく。 司法書士さん、こちらから依頼する必要あり。
X+2月23日 司法書士さんの見積もり入手、確認依頼。
同日 ***信託に※※社と###社の件、書類手配。
同日 司法書士さんの件OK。登記の所在地変更するか確認中。一度報告メール済み。
X+2月24日 所在地変更、再見積もり。
X+2月30日 ***信託から書類到着
X+3月8日 自宅の建物の所在、調査必要?相続人確認中
X+3月9日 Cさん確認。2つ建物あって、課税明細的にはなくなってるが、滅失登記はしていない模様。
X+3月10日 土地家屋調査士さんと司法書士さんに状況シェア。それぞれに再度お見積り依頼。
X+3月21日 Cさんと土地家屋調査士さんのアポ調整。司法書士さんの見積書もシェア
X+4月12日 弊社 手持ちの戸籍謄本と印鑑証明を土地家屋調査士さんに郵送
X+4月25日 現状の進捗確認メールした
X+5月5日 ***信託から連絡きた。※※は結局〇〇株であることが確認取れた。
X+5月16日 Cさん、家屋の未登記で方針検討してもらうことになった。
X+5月19日 家屋の件では方針が決定して土地家屋調査士さんに動いてもらっている。
X+6月9日 土地家屋調査士さん完了。司法書士さん着手。質問など回答(X+6月13日)
X+7月11日 法定相続情報、謄本取得
X+7月26日 CAD使用して想定整形値など確認。
X+7月27日 市役所、地域区分道路端から25m確認。家屋の固定資産税、変更はわからないとのこと(後日、X+8月に問い合わせ有)に。土地の写真など取得
X+7月29日 家屋のリフォームの件で、生前の諸々資金の内容確認。
X+8月2日 リフォーム回答あり。内容確認し計算資料作成着手
X+8月4日 リフォーム計算資料完了。要確認
X+8月8日 リフォーム計算資料確認、若干修正
X+8月9日 Cさんさんの所に市役所固定資産税課から書類提出依頼があった模様。提出してもらうように説明。
X+8月12日 リフォーム代修正、小規模宅地についてCさん居住状況確認
X+8月17日 入手 資料の並べ替え
X+8月19日 各資産の評価の再確認、相続税申告書ソフトへ入力・連動確認
X+8月22日 Bさんの利用者識別番号入手。
X+8月24日 税務署への説明資料の作成(家屋の評価、金銭消費貸借、小規模、電話加入権家財へ算入そのほか)
同日 相続人への説明資料(上記税務署+α)、覚書を作成
同日 自宅への居住状況の確認をlineで再度実施
X+8月25日 分割案メールにて送信
X+8月24日 日程調整(X+8月23日にオファー)→X+9月10日 10時半にご実家にて。
X+8月26日 分割案若干修正要望あり。某金融機関の口座のみ確認中
同日 某金融機関の口座Cさんへ。修正案作成、相続人に送信。確認待ち
X+8月30日 修正案提示
X+9月2日 **信託銀行へ相続手続きの書類を郵送依頼。
同日 土地建物以外の遺産分割協議書作成、確認依頼。
X+9月7日 税務署のチェックリストでチェック
同日 Cさん利用者識別番号取得(Bさんはすでに入手済み)
同日 納付書作成
X+9月10日 説明、調印、請求書お渡し、
X+9月14日 資料スキャン
同日 電子申告
X+9月15日 添付書類郵送
X+9月23日 相続税申告書Cさん納品、Bさん郵送準備
X+9月24日 Bさん納品