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医療法務

妊婦加算について

少し話題になりました妊婦加算。
平成30年12月19日の中央社会保険医療協議会にて資料が提出されています。
大まかに言いますと、
厚生労働省からは凍結してもいいかな?という諮問書を協議会はもらっていて、
協議会としての答申書としては
「そういわれてもいきなり凍結ってのは乱暴だけど、世論もあるのでいったん凍結する方向にしましょうか」的なことになっています。

諮問書の資料中、
議論の経緯として、以下のように記載されています。

『妊婦の方の外来診療については、
・ 通常よりも慎重な対応や胎児への配慮が必要であることから、診療に積極的でない医療機関が存在していたことや、
・ 日本産婦人科医会・日本産科婦人科学会からの妊婦の外来診療に対する評価の新設の要望 などを踏まえ、
平成30年度診療報酬改定において、妊婦に対する通常よりも丁寧な診療を評価する観点 から、「妊婦加算」を新設した。』(https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000460129.pdf
とあります。

これだとわかりにくいですね。
要するに、こういうことです。

妊婦さんは、妊娠中に「妊婦さんなんで薬はだせません」という対応を受けた方、多いのではないでしょうか??
雑な対応ですよね。
私も子供が3人いますので、妻が妊娠中にこういった対応を頂いたと話をよく聞いたものです。

都心部でしたら、その足でご自身のかかっている産科の先生に相談できますね。大体近くにあるでしょうから。。。
でも近くに産科がない、地方圏でしたらどうでしょうか??
タクシーで遠くの産科にいきますか?旦那さんがお休みの日を待って行きますか??

このように、医師の偏在問題が地方圏では深刻なんですよね。
少子化対策を考える中で、
「妊婦さんが気軽に診察してもらえるお医者様の数を増やす」
そのために
「ニンジンをぶら下げて、産科以外のお医者様に妊婦の診察について専門的な勉強してもらう」
ために、妊婦加算は作られたわけです。

妊婦さんの御身体は通常時とは全く違う対応をしないといけないわけで、
いくらお医者さまでも専門ではないことで、気軽に診察して医療過誤を起こしたくないのです。
なので、加算をもらおうとすると、勉強も相当しないといけないんです。

『妊婦さん達の便利さ』を『マスコミがはやし立てた妊婦さんたち自身』の意見でつぶしてしまう、
良くない状況だと感じます。

眼科のドクターがコンタクトレンズ処方のために妊婦加算、
というようなお話は厚生局に個別指導してもらえるように情報提供すればいいですよね。

本来の目的はとても思いやりがつまった良い制度だと思います♪
見直しが早期にされることを期待しています。

 

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