浅野直人税理士事務所│あさの会計

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医療法務【医療法人】

税理士さんに医療法人を勧められたんだけど、、、というタイミング。

医療法人を税理士さんに勧められたんだけど、、

というご質問、ありますね。

おめでとうございます。
業績がよくって、税理士的にも(個人事業としての)節税提案の限界に達している
=業績がとても良い、ということでほぼ間違いありません。

ただ、目先節税できるかも、、、という期待もあり、すぐ実行に移す、、、
のは少しお待ちください(すぐといっても、新設は年2回ですが。)

冷静に考えないといけない点がありますので、シンプルにお伝えします。

  1. 医療法人特有の設立にかかる時間(時間を節約するには費用をかければOKですが)は膨大です。
  2. 現在の医療法人は持分がありません。
  3. 監事には親族以外の第三者に入ってもらわないといけません。顧問税理士・社労士・弁護士などは、都道府県によっては禁止、大阪府では好ましくないとされています。どなたか該当する方、いらっしゃいますか?
  4. 地域医療の永続性を旨としています。後継者候補は2~3人はいますか?
  5. 税理士報酬は上がりますが、大丈夫ですか?届出なども増加しますのでフィーが発生します。
  6. MS法人がある場合、代表取締役と理事長は兼任できませんが、候補者はいらっしゃいますか?その方の次の候補者もいますか?
  7. 節税商品(主に保険商品)は現在あまり良い商品は国税庁から締め付けられて、あまり良いものはありませんが、ご存知ですか?
  8. 診療報酬は上がる見込みですか?JMAPなどで地域の人口や医療需要の推移は確認しましたか?
  9. 社会保険の負担は考えましたか?現在より負担が増えることはあっても減る可能性は薄いと考えます。
  10. 「辞めるときは売却したらいいですよ」といわれたりしていませんか?その場合、「若手のドクターが購入したいクリニック」に仕上げる自信はありますか?

  11. 「分院展開しやすい」といわれていませんか?目の届かないところにある分院のマネジメントをする自信・経験はありますか?仕組みを作るのは好きですか?

長期にわたるご自身のクリニックの経営、少し立ち返ってこのブログを見て頂ければ幸いです。

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