医療法人にされている医師の先生方、
医療法人にされている段階で「利益が出ている」状況というのは想定できます。
医療法人にしてから節税対策のために、恐らくたくさんの保険に加入されていることでしょう。
恐らく返戻率が一番高い時、つまり、解約するときは
先生が退職を想定しておられるご年齢、
例えば、65歳だったり70歳あるいは75歳くらいだったりされると思います。
いずれにせよ、過去に一度、「着地点」を決められている場合に、
当該年齢に達した時あるいはもう少し前に、
「いや、もう少し頑張れるかも」
「これからは自分のペースで、少しゆっくりと患者様と向き合うことができるかも」
気づかれることもありえます。
その際にはぜひお考えいただきたいのは、
「生命保険などの満期などは一旦最初想定した引退年齢あたりがピークになるようにしている」
ということ。
すなわち、もう少し頑張りたいな、とそのまま何の生命保険契約のケアもせずに
医療法人での経営をしておられると、
みるみる返戻率が落ちてきて、
想定していた退職金と少し異なる金額になってくることがあります。
ぜひ、「もう少し頑張りたいな」というお気持ちになられたら、
少し前から税理士には相談されておいた方がよいですね。
保険の本数もある程度のご契約になっている場合もありますので、
やりようによっては少しずつ契約の見直しをしていって、
先生のお考えの次の着地点を目指した形で考え事ができるのではないかと思います。